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歯ぎしりは歯を失う3大要因!

最近のじまデンタルクリニックでは、歯ぎしりや食いしばりの症状が見られる患者さんが増えています。
そして、その患者さんたちのほとんどに歯ぎしりをしている自覚はありません。
無意識に歯を食いしばったり、ぎりぎりと歯をすり合わせてしまったりする「歯ぎしり」。
皆さんの中にも家族の歯ぎしりに驚いて目を覚ましたり、よく眠れなかったりという経験をされた方もいらっしゃるのでは?
この歯ぎしり、実は歯を失う3大要因のひとつなのです。
歯ぎしりをやめられるようになるための治療法はまだ明らかになっていないため、私たちに今できる対策をお伝えしたいと思います。
歯ぎしりの悪影響と3つのタイプ
無意識に歯を食いしばると顎に70kgもの力がかかるとも言われ、歯ぎしりが引き起こす不調は多岐にわたります。
◆歯や歯根の破折、詰め物がずれる・取れる、知覚過敏、顎関節症、歯周病の悪化、頭痛、目の奥の痛み、肩こり、腰痛 …など
また、歯ぎしりには3つのタイプがあります。
上下の歯を強く噛み合わせて左右に擦り合わせ、ギリギリ・キリキリと音をたてる「グライディング」、音をほとんどたてずに奥歯を強く噛みしめる「クレンチング」、そして上下の歯を小刻みにカチカチ噛み合わせる「タッピング」。
昼夜を問わず起こりうる無意識下の噛み癖ですが、意志の力でやめられない「睡眠中の歯ぎしり」は特に厄介。
「気づいたら奥歯が欠けていた」という事態に陥ることも少なくありません。
そこで次からは睡眠中の歯ぎしりを軽減して歯を守るための対策をご紹介したいと思います。
歯を守るためにできること
1. まずは歯医者を受診する

睡眠中の歯ぎしりに自分で気づくことはできないため、一緒に寝ている人からの証言がなければ確定できません。
ですが、奥歯が欠けた方や同じ歯の銀歯が何度も取れる方、朝起きたときに次のような状態になっている方は、睡眠中に歯ぎしりをしている可能性があります。
《朝起きたときの状態》
① 舌の縁に歯型がついている
② 歯や顎に疲労感や痛みがある
③ 肩や首がこっている
④ 頭や目の奥が痛い …など
①と②が当てはまる方は、なるべく早く歯医者に相談しましょう。
歯科医院では歯ぎしりの影響で起こりうる症状をチェックし、治療が必要な歯があればすぐに治療します。
《歯ぎしりの影響で起こりうる症状》
・ 歯が削れたり破損したりしていないか
・ かぶせものと歯の間に隙間ができていないか
・ 知覚過敏や顎関節症が起こっていないか
・ 噛み合わせは大丈夫か …など
特に歯の破損やかぶせものの隙間は、虫歯のリスクに直結するため要注意です。
2. マウスピース(保険適用)をつけて寝る

睡眠中の歯ぎしりによる歯の破損を防ぐためには、専用のマウスピースをつけて寝るのが有効。
歯科医院で作るマウスピースは保険適用で安価な上、次のようなメリットがあります。
《マウスピースのメリット》
◎歯ぎしり、食いしばり、噛みしめによる歯の破損を防ぐ
◎顎やこめかみの筋肉への負担が軽くなり、頭痛や肩こりが和らぐ
◎歯ぎしりで生じる嫌な音がなくなり、一緒に寝ている人への負担が減る
3. ストレスを軽減し、睡眠の質を改善する

現在、歯ぎしりが起こる原因と考えられているのは以下のとおりです。
◆噛み合わせの悪さ、遺伝、飲酒、喫煙、逆流性食道炎や睡眠時無呼吸症候群などの疾患、抗うつ剤の服用、ストレス …など
この中でも一番の原因と言われているのがストレス。
ストレスで睡眠の質が下がることは有名ですが、睡眠の質と歯ぎしりにも実は密接な関係があるのです。
歯ぎしりは眠りが浅いとき、無意識に咬筋(=硬い食べ物をかみ砕くときに働く頬の筋肉)に力が入ってしまうことで発生します。
熟睡している間は筋肉の活動性が抑制されるため、歯ぎしりは発生しません。
つまり、日中のストレスを軽減し、睡眠の質を改善することが睡眠中の歯ぎしり対策として有効なのです。
次のようなことに気をつければ心身のストレスが和らぎ、睡眠の質を改善できると言われています。
◇規則正しい生活、昼寝をしすぎない、夕方以降の過度の運動や思考を避ける、心配しすぎない、就寝前には光・音・アルコール・ニコチン・カフェインを避ける …など
出典:『月刊デンタルハイジーン別冊 まるごとわかるブラキシズム』(医歯薬出版株式会社)
まとめ:歯の資産価値は数千万円!?
ここで質問です。皆さんはご自分の歯に1本いくらの資産価値があると思いますか?
健康な天然歯の価値について、日本予防医学協会の面白い調査結果があります。
【歯科医師が思う歯の価値(日本)】
歯1本…約104万円
口の中全部(28本)…2,912万円
【ある交通事故による歯の賠償請求額(日本)】
歯1本…約80万円
口の中全部(28本)…2,240万円
【一般人が思う歯の価値(アメリカ)】
歯1本…約500万円
口の中全部(28本)…1億4,000万円
数千万円から1億円以上の資産価値を持つと考えられている健康な天然歯。
歯ぎしりはそれほど貴重な歯を自ら無意識に壊してしまう恐ろしい噛み癖です。
「もしかして歯ぎしり?」と思ったら、のじまデンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。


