愛知県岡崎市の歯科医院のじまデンタルクリニック 診療時間:月 火 水 金 9:30-12:30 / 14:00-18:30 土 9:30-12:30 / 14:00-16:00
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【予防歯科医の見解】デンタルフロス、歯磨きの前?後?効果的な使い方と種類まで解説!
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【予防歯科医の見解】デンタルフロス、歯磨きの前?後?効果的な使い方と種類まで解説!
こんにちは。のじまデンタルクリニック院長の野島です。
毎日の歯磨き、皆さんはしっかりできていますか?

実は、歯ブラシだけでは歯垢(プラーク)の6割程度しか落とせないことをご存じでしょうか。
そこで重要になるのが、「デンタルフロス(糸ようじ)」の活用です。
1. デンタルフロスは歯磨きの前?後?
このテーマについては、専門家の間でも意見が分かれているのが現状です。

【歯磨きの前に使う派】
フロスを先に使うことで歯間の歯垢や食べかすを除去し、その後の歯磨きでフッ素が歯と歯の間まで届きやすくなるとされています。
米国歯周病学会の研究(Journal of Periodontology, 2018年)では、「フロスを先に使ったほうが歯垢除去効果が高かった」というデータもあり、アメリカ歯科医師会(ADA)も『フロス→歯磨き』を推奨しています。

【歯磨きの後に使う派】
一方で、日本では「歯磨き後の仕上げとしてフロスを使う」と考える人も多いです。
日本歯科医師会では「どちらでもよいが、毎日続けることが何より大事」としています。

▼ 結論:どちらでもOK。効果を求めるなら「前」、習慣を優先するなら「自分のやりやすい順」で。
つまり、正しい使い方を守り、毎日続けることが一番大切と言えます。
2. 当院の見解
当院の見解:その方のお口の状態に合わせてアドバイスしています。

専門的な見解が分かれる「デンタルフロスは歯磨きの前?後?」というテーマですが、当院では「患者さんのお口の状態によって最適なタイミングは変わる」と考えています。

■ 毎日のケアがしっかりできている方には「歯磨きの前」がおすすめ
たとえば、毎日しっかり歯磨きをし、定期的にメンテナンスを受けていて、お口の中が比較的清潔に保たれている方には、歯磨きの「前」にフロスを使うことをおすすめしています。

💡フロスの前にはしっかりとブクブクうがいをして、大まかな汚れを落としておくのがポイントです。

歯間をふさいでいる食べかすをフロスで取り除いてブクブクうがいで流した後に歯磨きを行うことで、フッ素などの薬効成分がすみずみに届きやすくなり、さらに効果的な口腔ケアが実現すると考えられます。

■ 汚れがたまりやすい方には「歯磨きの後」がベター
一方で、なかなか歯磨きの時間が取れず、歯石や歯垢が多くなりがちな方には、まず歯磨きで汚れを落とし、その後にフロスを使うことをおすすめします。
これは、たとえば「チョコレートやキャラメルがべったり歯にくっついている状態」で先にフロスを通しても、粘ついた汚れが広がるばかりで効果的に落とせないことを想像していただければわかりやすいかと思います。

■ 忙しい方には夜だけでも効果的!
「歯磨きのたびにフロスをするのはハードルが高い…」という方も多いと思います。
そんな方には、夜の就寝前の歯磨き時にフロスをすることをおすすめしています。
睡眠中は唾液の分泌が減り、細菌が増えやすいタイミング。
寝る前にしっかり歯と歯の間まできれいにしておくことで、虫歯や歯周病の予防効果がアップします。
3. フロスの正しい使い方のポイント
フロスをせっかく使っていても、間違った使い方では効果が半減してしまいます。
正しい使い方を、以下の3ステップでご紹介します。

【基本の使い方(糸巻きタイプの場合)】
1. 約40cmの長さにカットし、中指に巻きつける(左右の指の間が15cm程度になるように)
2. 人差し指と親指でピンと張り、歯と歯の間にゆっくり入れる(強引に入れると歯茎を傷つけるので注意)
3. 歯に沿わせて上・下、左・右に動かしながら、歯垢をこすり取る

💡力を入れすぎず、「Cの字」を描くように、歯の面に沿わせるのがコツです。
上・下は歯の汚れを取るイメージで、左・右は歯周ポケット内をこするイメージでやると効果的。
4. 自分に合ったフロスの種類の選び方
フロスにはいくつかのタイプがあります。自分に合ったものを選ぶことで、ケアのしやすさがぐっと変わります。

● 糸巻きタイプ(ロールタイプ)
・最もオーソドックスで経済的
・指に巻き付けて使うので、慣れるまでは少しコツが必要
細かい操作ができるので、歯並びが複雑な人にも◎

● ホルダータイプ(Y字・F字)
・プラスチックの持ち手がついていて、初心者でも使いやすい
・F字型:前歯に使いやすい
・Y字型:奥歯にも届きやすい
・手軽だが、細かい角度の調整が難しい場合も

● ワックスあり・なし
・ワックスあり:滑りやすく通しやすいが、やや汚れは取りにくい
・ワックスなし:汚れをしっかり絡め取れるが、引っかかりやすいことも
まとめ:毎日のフロスが、10年後の歯を守ります!
デンタルフロスは、歯磨きにプラスする「おまけ」ではありません。
歯ブラシが届かない場所をしっかり清掃する、大切な“主役級アイテム”です。
そして、正しい使い方と継続が、将来の虫歯・歯周病予防につながります。

のじまデンタルクリニックでは、フロスの指導も丁寧に行っています!
「自己流でやっていて正しいかわからない」
「フロスが歯に引っかかってしまう」
「歯間ブラシとどう使い分けるの?」

そんな疑問も、どうぞお気軽にご相談ください!
当院では歯科衛生士によるブラッシング&フロス指導を無料で行っております。
📍のじまデンタルクリニック(岡崎市/大門駅徒歩9分)
🦷 初診・定期健診・歯のクリーニングも受付中 🦷
📞 ご予約は【TEL】0564-66-1188 または【Web予約(※初診のみ)】からどうぞ!