愛知県岡崎市の歯科医院のじまデンタルクリニック 診療時間:月 火 水 金 9:30-12:30 / 14:00-18:30 土 9:30-12:30 / 14:00-16:00
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歯と健康に悪い飲み物ワースト3!体にいいのは、無料で飲める○○です
岡崎市 のじまデンタルクリニック 口の中が汚れていると、長生きできない?
歯と健康に悪い飲み物ワースト3!
体にいいのは、無料で飲める○○です
目次
日々患者さんのお口を診させていただいていると、確信に近い「事実」が見えてくることがあります。
中でも私が常々強く感じているのは、「甘い飲み物(食べ物もですが)は本当によくない!」ということ。

甘いもの(糖)を摂ると虫歯になるメカニズムを簡単におさらいすると、

甘いもの(糖)が口の中に入る▶︎歯垢中の細菌が糖質を分解して酸を産生する▶︎酸によって歯の表面にあるエナメル質が溶け出す(脱灰)▶︎歯が溶ける状態が続くと歯に穴があいてしまい、虫歯(う蝕)ができてしまう

となります。
虫歯を予防するには、口の中で細菌を増やさないように歯磨きをすることと、酸が作られにくくなるよう甘いもの(糖)を控えた生活を心がけることが大切だということになります。

甘い食べ物ももちろん控えたほうがよいのですが、甘い飲み物は無意識に習慣で日々飲んでしまっている方も多く、さらに噛む(殺菌作用のある唾液を出す)ことが不要で歯と歯のあいだや歯と歯茎のあいだまで瞬時にまんべんなく行き渡ってしまうため、虫歯リスクが非常に高いと言わざるを得ません。

事実として、甘い飲み物が常に冷蔵庫にあるお宅はお子さんも親御さんも虫歯になることが多いです。
今日はその甘い飲み物の中でも特に避けていただきたい「歯と健康に悪い飲み物ワースト3」をお伝えします。
1. 歯と健康に悪い飲み物ワースト3
岡崎市 のじまデンタルクリニック 歯と健康に悪い飲み物ワースト3はこちら。
歯と健康に悪い飲み物ワースト3はこちら。

 甘い炭酸飲料
 スポーツドリンク
 乳酸菌飲料

「ワースト3」と書きましたが、すべて同率1位です。

これらはすべて、甘い酸性の飲み物。
酸性の飲食物というのは、口に入れた瞬間から歯の脱灰(歯が溶けること)が始まります。
それに加えて甘み(糖)を歯垢中の細菌が分解してさらに酸を産生するため、虫歯リスクが跳ね上がってしまうのです。

それぞれの飲み物について、詳しくは以下をご覧ください。

 甘い炭酸飲料

炭酸飲料は、歯を溶かしてしまう酸性の飲み物です。
歯は酸によって溶ける性質があり、とくにpH5.5以下の酸性の飲食物はリスクが高いです。
甘い炭酸飲料には、炭酸の刺激に負けないように大量の砂糖が入っています。
つまり、歯を溶かす酸性の飲み物に大量の砂糖が加わって糖からの酸産生も起こり、歯を溶かす作用が倍増しているのです。

コーラはpH約2.2とかなり酸性度が高く、ほかの甘い炭酸飲料の多くはpH3〜4台。
そのため、甘い炭酸飲料の中で最も歯に悪いのはコーラと言えます。

また、「カフェイン・砂糖依存症」の観点から最も避けたほうがよいのは、カフェインも砂糖も多く含まれているエナジードリンク。
その次に避けたいのがコーラです。
甘いコーラにも、エナジードリンクほどではないもののカフェインが含まれています。
カフェインも砂糖も依存性が高い物質なので「毎日飲まないと落ち着かない」中毒状態になり、毎日のように酸性の飲み物に含まれた大量の糖分を歯の隙間までまんべんなく行き渡らせてしまうことになりやすいのです。
その結果として虫歯になりやすく、糖の摂りすぎで肥満や糖尿病、心血管疾患などにも罹りやすくなってしまいます。

 スポーツドリンク

スポーツドリンクも炭酸飲料と同じく大量の砂糖が入っている酸性の飲み物で、歯が溶けるリスクが高いです。
アスリートが一般の人より口腔トラブルのリスクが高いとされているのはご存知でしょうか?

運動している最中は、人の口の中は以下のような状態になります。

口呼吸になって口の中が乾燥する▶︎唾液が減って殺菌作用が働きにくくなった口の中へ砂糖を大量に含んだ酸性飲料であるスポーツドリンクを投入▶︎繰り返し

運動中にスポーツドリンク少しずつこまめに飲み、運動後にも頻繁に飲むことで、唾液の殺菌作用が働きにくくなっている口の中へのダメージが加速するのです。

実際、スポーツドリンクを日常的に飲んでいる患者さんは脱灰(虫歯菌が作り出した酸によって、歯の表面のエナメル質からカルシウムやリン酸が溶け出てしまうこと)を起こしてしまっている例がとても多いです。

 乳酸菌飲料

乳酸菌飲料も上に同じく酸性の飲み物。
乳酸菌が作り出す「乳酸」という物質がとてもすっぱいため、味を調えるために大量の砂糖が入っています。

炭酸飲料やスポーツドリンクよりとろみがあって口の中に残りやすく、糖分が歯に留まる時間が長くなるため、虫歯リスクが高いです。

また、睡眠改善効果を謳っている乳酸菌飲料を推奨されているとおりに就寝前に飲むことは、かなり虫歯リスクが高くなるのでおすすめできません。
2. じゃあ何を飲めばいいの?
岡崎市 のじまデンタルクリニック 歯にも健康にもいい飲み物の代表は「水」もしくは、沸騰したお湯を冷ました「白湯」
歯にも健康にもいい飲み物の代表は「水」もしくは、沸騰したお湯を冷ました「白湯」と言えるでしょう。
水と同じく歯に全くダメージを与えず、食べかすや酸や糖を洗い流す作用もある白湯には、以下のような健康効果もあるそうです。

・デトックス効果
・ダイエット効果
・便秘やむくみ解消
・冷え性改善(血行促進)

次におすすめなのは緑茶です。
カフェインは含まれるものの、抗菌作用があるため口臭・虫歯・歯周病を予防する可能性があるほか、老化防止や免疫力向上など、様々な健康効果があります。

コーヒーや紅茶も、お砂糖を入れなければ大丈夫です。
乳糖や乳脂肪分が含まれるミルクを入れるのも控えれば、ダイエットにも有効だそうです。
ノンカフェインでリラックス効果の高いハーブティーや、様々な健康効果があるルイボスティーもいいですね。

スポーツドリンクを常飲している方は、麦茶に置き換えてみてください。
カフェインや糖を含まず、汗をかいた際に失われるミネラルが含まれるためおすすめです。

腸活や眠活のために乳酸菌を摂りたいという方は、歯に悪影響のないビオフェルミンなどの錠剤や、当院でも取り扱っているロイテリ菌タブレット▶︎「北欧発の“スーパー乳酸菌”でアンチエイジング」に置き換えてみてはいかがでしょうか。

ロイテリ菌タブレットは1日1粒でOK。
便秘や下痢症の改善、乳糖不耐症の改善、免疫機能改善による感染防御・アレルギー抑制効果、動脈硬化の予防効果、抗腫瘍作用などなど、乳酸菌飲料と比べても非常に高い健康効果があります。
ご興味のある方はぜひスタッフにお声掛けください。
3. ちょっとした心がけで、お口も体も健康に
岡崎市 のじまデンタルクリニック 歯にも健康にもいい飲み物の代表は「水」もしくは、沸騰したお湯を冷ました「白湯」
「甘い飲み物が飲めないなんて…」
とがっかりしてしまった方は、次のような方法を試してみてはいかがでしょうか。

・甘い飲み物を飲んだあとは水やお湯で口をすすぐ
・甘い飲み物を飲む頻度を少しずつ減らしてみる
・コンビニに寄るのをやめる
・甘い飲み物を「買ったつもり貯金」してみる
・歯科検診で定期的に歯のケアをする


甘い飲み物(もちろん、食べ物も)を控えることは、虫歯予防はもちろん体やお財布にも優しく、肌の老化の主な原因である糖化(体の中でタンパク質や脂肪が余分な「糖」と結びつくこと)や肥満を防ぐことにもつながります。

少しずつ心がけるだけでも歯や体の状態は確実に好転していきますので、私たちと一緒にお口と体の健康づくりを目指していきましょう!